◆ 2025年度・第24回平岡不整脈研究会報告

 2025年度の研究会は12月13日 例年通り「KKRホテル熱海」にて開催されました。小児科・土井庄三郎先生の開会あいさつに続き 7題の症例報告+5題の研究発表、特別講演として韓国・Korea Universityの名誉教授 Young Hoon Kim先生をお迎えして例年通りの活発な発表と質疑応答が繰り広げられました。
症例報告・研究発表では審査委員による厳正な審査の結果以下の3名の先生の発表が選ばれ表彰と賞金を受け取りました;

 (1)研究賞;田中 泰章 先生(横須賀共済病院)

 (2)症例賞;瀬戸口 実玲 先生(土浦協同病院)

 (3)努力賞;鯨岡 裕史 先生(都立広尾病院)

 特別講演のKim先生からは「Explore Key Unresolved Issues in Catheter Ablation of Atrial Fibrillation」の講演を拝聴した。Kim先生はアブレーションの分野で常に先端的な研究を推進するアジアを代表する研究者であり、同時に日常の臨床で多くの人が見過ごしている未解決の問題を解明する視点も併せ持つ臨床医である。今回の講演も「心房細動のアブレーション」という最も活発な研究テーマについて未だ残された未解決の問題点についてご自身の研究成果や今後の展望、解決方法等について提示され、多くの示唆と感銘を与えてくれました。また、懇親会後も宿泊者を交えて歓談の場を続けて不整脈研究の話題と酒量で盛り上がり楽しいひと時を全員で満喫しました。
 今回の参加者は66名で一時の80〜90名を超える時期に比べるとやや少ない数ではあるが、66名の数は期待以上の数字であり、この研究会への関心の高さと参加者の熱意に敬意を禁じ得ません。それに最近は若い先生方の質疑や討論に積極的に参加がみられ、また各施設に分かれて研鑽する仲間同士の交流の機会となっていることはこの研究会を始めた初期の目的の一つを実現できたと実感しております。一方で、コロナ禍以降研究会やその参加の形式に変化が見られ、また都内を離れて熱海での研究会に参加する意義に疑問を感じる意見もあるやに聞いております。さらに本研究会の企画・参加と演題募集、特別講演者の選択と講演依頼を含む交渉、プログラム作成、ホテル側との交渉、その他など多岐にわたる業務をほんの一部を除いて平岡が一人で取り仕切ってきました。しかしながら本人も高齢となり体力・気力ともに限界を感じており、これまでの形式による熱海での研究会開催は2026年12月12日の第25回をもって最終回とすることといたします。

会長;平岡 昌和 (東京科学大学・名誉教授)




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